開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、
立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と
自立を目指す、「貿易のしくみ」が、フェアトレードです。
コーヒーや紅茶、バナナやチョコレート。日常を彩るたくさんの食べ物が世界の国々から私たちの手に届けられています。私たちは、それらを生産している国、人々のことを考えます。
日本では途上国で生産された日用品や食料品が、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。一方、生産国ではその安さを生み出すため、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたりする事態が起こっています。
生産者が美味しくて品質の良いものを作り続けていくためには、生産者の労働環境や生活水準が保証され、また自然環境にもやさしい配慮がなされる持続可能な取引のサイクルを作っていくことが重要です。
フェアトレードとは直訳すると「公平な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。(文章引用/フェアトレードジャパン)
私(佐野)もつい最近まで「フェアトレード」という言葉さえ聞いたことがありませんでした。しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災がきっかけとなり、当時所属していた池田青年会議所の仲間たちと一緒に気仙沼へ復興ボランティアにいったり、被災地を持続的に支援するための勉強会に参加する事で、「フェアトレード」という意識を持つ事がとても大切だということに気づかされました。
元来フェアトレードは、大資本や多国籍企業などの搾取に苦しむ発展途上国の農業生産者を守るために考案された手法でありますが、フェアトレードが、弱い立場にある途上国の人々の生活の改善や自立を、買い物を通じて支援する「連帯活動」であることから、フェアトレードには被災地を支援し、被災地の人々と連帯していく上で応用可能なノウハウが、多く含まれており、今回の震災にも広く活用されております。なので一人でも多くの人に「フェアトレード」という意識を持って頂きたいですし、被災地のフェアトレードマークのついている商品を積極的に購入して頂きたいと思いましたので、ここに「フェアトレード」をご紹介させていただきました。
代表佐野・気仙沼復興活動の模様